ストリーマ研究所 空気のマメ知識 インフルエンザの予防接種率は3割?少しでもインフルエンザにかからない方法は?

新型コロナウイルス感染症の情報がニュースで連日取り上げられるなか、インフルエンザの対策について気になっている方もたくさんいるでしょう。「今年のインフルエンザの予防接種はどうしよう」「インフルエンザ対策といっても何をすればいいの?」と心配している方もいるはずです。

2022年のインフルエンザ対策は、以前と比較して何か違いはあるのでしょうか。

今回は、インフルエンザについてどのような声があるのか、アンケート結果に基づいて紹介していきます。コロナ禍のインフルエンザについて不安を感じている方、どのような対策をすべきか検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

インフルエンザには約6割の人が不安を抱えている結果に

ダイキン工業株式会社は30代~50代の主婦を対象にアンケート調査を行ないました。ここからは、アンケート結果をもとに詳細を見ていきましょう。

新型コロナウイルス感染症の流行によって、多くの人の日常生活が大きく変化しました。外出する際のマスクの着用、店舗における消毒液の設置、ソーシャルディスタンスの確保など、あらゆるところで感染症対策が実施されています。

ただし、新型コロナウイルス感染症の対策だけでなく、毎年猛威を振るうインフルエンザについても十分に気をつけたいところです。

インフルエンザに対して人々がどのような意見を持っているのか、アンケート結果は以下のとおりとなっています。

不安や心配事はあるのか

上記のアンケート結果から、約6割の人がインフルエンザについて何らかの不安や心配事を抱えていることがわかりました。

さらには、「インフルエンザの不安や心配事がある」と回答した人のうち、93%もの人が「コロナウイルスが影響している」と回答しています。

コロナウイルスの影響はあるのか

新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、良い意味でも悪い意味でも、インフルエンザに対する意識の変化につながっていることがわかります。

例年よりも「手洗い」「マスクの着用」を意識している人が増加

次は、インフルエンザへの意識の変化について、アンケート結果から詳細を確認してみましょう。

アンケート回答者の半数以上が、「例年と比較してインフルエンザへの意識の変化があった」と答えました。

例年と比較し意識の変化はあったか

インフルエンザ対策の有無については、「対策をしている」が87%、「対策をしていない」が13%という結果となっています。多くの人がインフルエンザに備えて、何らかの対策を行なっているようです。

インフルエンザ対策の有無

インフルエンザ対策の具体的な内容については、以下のアンケート結果から確認できます。

具体的な対策内容

新型コロナウイルス感染症の流行によって、マスクの着用、手洗い、アルコール消毒などの感染症対策が、より身近なものとなっているようでした。

インフルエンザ対策としては「加湿器」「空気清浄機」が人気に

インフルエンザの予防のため、「できる限りの対策をしておきたい」と考える人も多いでしょう。そのような人は、インフルエンザの流行に備えて、新たに家電を購入することを検討してみてはいかがでしょうか。

「インフルエンザ対策として何か家電を購入したか」という質問に対しては、以下の結果が出ています。

インフルエンザ対策の家電の買い換え

インフルエンザ対策のための家電としては、加湿器や空気清浄機など空調管理の家電が人気であることがわかりました。

家電の購入を検討した人のうち、「購入の決め手となったもの」として挙がったのは、以下のとおりです。

家電購入時に重視すること

家電を購入する際は、価格以外にスペックや耐久性、国産の家電であるかが重視されていることがわかります。

なお、インフルエンザ対策の一環として空気清浄機を購入する場合、以下の機能に注目する方が多いようです。

空気清浄機に求める機能

上記の機能を気にする理由としては、以下のような意見がありました。

  • 部屋の暖房を入れ続けると、乾燥してウイルスが入りやすくなるから。
  • 部屋が乾燥すると菌が蔓延すると聞いたので、加湿機能はマストでした。また、ハウスダストアレルギーを持っているので、ホコリ対策も重要です。
  • 適度な湿度を保つことでインフルエンザにかかりにくくなると考え、加湿機能を重視しました。
  • 息子が喘息持ちであるので、ハウスダストなどにも有効な機能を求めました。
  • 空気が乾燥していると、風邪やインフルエンザにかかりやすいと思うから。除菌機能があれば、インフルエンザにかかりにくいと思うから。

以上の意見から、インフルエンザ対策として「加湿器」や「空気清浄機」の購入を検討している人が多いこと、機能に関しては「除菌」「加湿」を特に重視していることがわかります。

インフルエンザウイルスを外から持ち込まないことも大切ですが、人が出入りする以上、ウイルスの侵入を完全に防ぐのは難しいものです。インフルエンザにかかりにくくするために、「加湿器や空気清浄機で適度に加湿することが重要である」と、広く認知されていることがうかがえます。

家電の購入にはインターネットの情報を参考にする人が多数

インフルエンザ対策のための家電を選ぶとき、どのような情報を参考にしているのでしょうか。「家電を購入する際に何を参考にしているのか」という質問に対しては、以下のような結果が出ました。

家電購入時に参考にするもの

家電購入の際、約半数の人が「インターネットの情報を重視している」と回答しています。その他にも、「家電量販店などに出向いて店員の話を聞く」「SNSや知人の口コミを参考にする」などのケースも見られました。

「インターネットで情報を調べる際にどのような点を参考にするのか」という質問に対しては、以下のような意見が出ています。

  • 口コミでの評判が良く、基本的なスペックを備えていて、お手頃な値段であるのが決め手となりました。
  • デザインと価格のバランスの良さで選びました。
  • どの程度ウイルスを除去する性能があるか調べました。

家電量販店などで直接選ぶこともできますが、やはり比較する手間がかかってしまいます。インターネットであれば複数のスペックや価格をまとめて比較できるため、情報収集ツールとして優秀であると認識されているようです。

まとめ

インフルエンザ対策には予防接種以外にも、手洗いやマスク着用、アルコール消毒など、日頃の感染症対策が肝心です。

インフルエンザ予防のために、加湿器や空気清浄機で適切な空調管理を行なうことも、ぜひ検討してみてください。自分や家族の健康を守るためにも、インフルエンザにかかりにくい環境を整えていきましょう。

■調査概要
調査名 :インフルエンザ対策に関する調査
調査対象:30〜50代の主婦 100人
調査方法:インターネット調査