ストリーマ研究所 空気のマメ知識 インフルエンザ vs 空気清浄機!
加湿は本当に効果的?

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、今年もインフルエンザの流行時期が来ました。インフルエンザの予防接種をされている方も多いとは思いますが、それだけでは不安ですよね。

今回は、ウイルスと戦うために空気清浄機を活用する方法をご紹介していきます。

インフルエンザは空気清浄機で抑制できるのか?

「空気清浄機はインフルエンザに対して効果があるのか?」という点ですが、空気清浄機は医療機器ではないため必ず効果があるとは言えません。
<ご参考>
ストリーマが一部の「菌」や「ウイルス」に技術的効果があることは確認しております。

インフルエンザウイルスの感染を防ぐには?

手に付いたインフルエンザウイルスが、口や鼻などの粘膜に付着することで感染する恐れがあります。こまめに手洗いやうがいを行うようにしましょう。

また、マスクを着用することで口腔内の湿度を保ち、喉の乾燥を防ぐことができます。マスクの網目はウイルスより大きい場合ありますが、咳やくしゃみの飛沫をカットする効果が期待できます。

インフルエンザウイルスの粒子の大きさはおよそ0.1µmと、非常に小さいです。粒子が小さいために、空気中に浮遊している時間が長いので、空気感染にも注意が必要です。

空気清浄機のフィルター性能

空気清浄機は、搭載しているフィルターで有害物質を除去して空気を綺麗にします。フィルターの網目が細かければ細かいほど、小さな物質でも除去できる効果が期待できます。

したがって、空気清浄機を選ぶ際には、フィルターの性能を重視することが大切です。

有害化学物質を分解する機能

空気清浄機には有害物質をフィルターで除去する以外にも、プラズマ放電などを利用して有害物質を分解する機能を持っているものがあります。

ストリーマ放電を行う:秒速2000km相当の高速電子を放出。|衝突・合体する:高速電子が空気中の酸素や窒素と衝突・合体。|分解素を生成:大きな分解力を持つ、4種の分解素を生成。

たとえばダイキン工業のストリーマ技術は、空気中の窒素や酸素と衝突・合体し、強い酸化分解力を持つ4種の分解素を生成します。それらの分解素がフィルターについた有害タンパク物質を分解することが可能です。
くわしくはこちらをご確認ください。

インフルエンザを抑制するために効率よく空気清浄機を活用しよう!

冒頭でもご説明したとおり、空気清浄機は医療機器ではないので、必ずインフルエンザウイルスの抑制に効果があるとは言えません。

しかし、空気清浄機を活用することで、浮遊する有害物質に含まれるインフルエンザウイルスを除去し、室内の空気を清潔に保つことが大切です。

ここでは、空気清浄機を上手に活用するポイントをご紹介していきます。

インフルエンザウイルスをなるべく早く除去するには?

空気清浄機には、必ず適用畳数が設定されています。カタログなどに書いてあり、日本電気工業規格(JEM1467)で規定されており、「最大畳数」=「30分で空気を綺麗にできる限度の広さ」となっています。

ですので、広い場所や、人が多く行き交う場所には複数台設置するなどの工夫が必要です。一方で、適用畳数よりも、狭い場所で使用した場合は、より早く空気を綺麗にすることができます。

適用畳数を考慮する

空気清浄機を使用するにあたり、必ず確認しなければならないのが「適用畳数」です。適用畳数は26畳や31畳など、空気清浄機の出力によって決まっています。

適用畳数が広くなるほど、狭い空間でも空気清浄できる速度が早まるということになります。

6畳の部屋で使用する場合は、適用畳数40畳のものであれば6分で部屋を綺麗にできます。18畳のものであれば12分かかります。清浄にかかる時間も踏まえた上で、予算と相談しながら適切な空気清浄機を選ぶようにしましょう。

空気清浄機は常時ONで使用する

人がいない間や家をしばらく空ける時は、電源を切っている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、部屋がいつ汚れていて、いつ綺麗なのか、私たちの目では確認しづらいので、常時ONで使用することが望ましいです。

ほとんどの空気清浄機は、部屋の汚れを検知するセンサーを搭載しており、必要な時だけ風量を上げて稼働します。

平均すると、電気代は標準運転(適用畳数の目安:~31畳)でおよそ1時間0.5円以下です。

季節によって置く場所を変える

空気清浄機は「空気の通り道」に置くことが望ましいです。ただし、季節によって空気の流れが異なるので、空気清浄機のポジションも変えるようにしましょう。

冬場の空気清浄機の位置

たとえば、冬場はエアコンから下に向かって暖気を吹き出し、上から吸い込むため、エアコンと対面する場所に置くと効率よく空気を清浄することができます。

フィルターを掃除、交換する

フィルターは、ホコリやウイルスなどの有害物質を除去する役割を担っています。しかし、使用していると汚れが蓄積していき、ホコリなどで目詰まりを起こしてしまい、性能を維持することができません。

そうならないために、フィルターはこまめなお手入れが必要です。目に見えるホコリを払うだけでも効果は大きく変わります。

また、メーカー公称で○○年交換不要とされているフィルターでも、環境によってはタバコの煙などで黄ばんでしまい、短期間で汚れてしまう場合もあります。お手入れをしても気になるという場合は、交換も検討しましょう。

用途にあったフィルターを選ぶ

ダイキン工業では、空気清浄機の別売り品としてウイルス専用フィルターなどを用意していますので、用途に合ったフィルターを購入して使用するのも1つの手です。

インフルエンザは湿度に弱いので加湿することが重要!

インフルエンザが冬に流行するのは、気温と湿度が低いとウイルスが活性しやすく、一方で口の中が乾きがちになり人の免疫力が落ちるため、と言われています。

そのため、部屋を加湿することは対策にもつながります。

加湿付き空気清浄機を活用する

エアコンで暖房すると湿度が下がってしまうので、別途、加湿することが大切です。しかし、加湿器と空気清浄機を同時に部屋に置くことはスペース的に難しい場合もあるでしょう。

そのため、加湿付き空気清浄機が1台2役になるのでおすすめです。

空気清浄機や加湿機能を活用してウイルスと戦おう!

インフルエンザが流行する時期は、空気が乾燥していてウイルスが活性化しやすい状態です。

空気清浄機を活用して空気を綺麗に保つことはもちろん、湿度も重要になってくるため、加湿空気清浄機などを利用することもおすすめです。しっかりと対策をして、ウイルスと戦っていきましょう。